
皆さん、おはようございます。
ゴールデンウルフがお届けする大相撲ブログです。
今日のブログは前回に引き続き、年寄名跡について書きたいと思います。
前回のブログでは部屋付き親方は部屋持ち親方から部屋を継承して部屋持ち親方になると書きました。
実は部屋を継承する場合でも条件があります。
その条件とは『幕内通算12場所以上』『幕内、十両通算20場所以上』です。
これならば、ある程度活躍した関取なら条件をクリア出来る条件になります。
実は年寄名跡を持たないで親方になる事が出来る人も居ます。
それは横綱と大関を務めた関取は現役名年寄になる事が出来ます。
但し横綱は5年間、大関は3年間と期間限定の救済措置であり、その期間中に年寄名跡を取得する必要があります。
この制度を使って親方になった人と言えば、第67代横綱 武蔵丸です。
引退後、武蔵丸親方として5年間務めた後、年寄振分、年寄大島を経て先代である武蔵川親方から年寄名跡を引き継ぎ現在は武蔵川親方として部屋を運営しています。
そして現役名年寄以外にもう一つ年寄名跡を持たなくても親方になれる制度があります。
それが一代年寄という制度になります。
この制度は名前の通り、一代だけの年寄であり、大相撲界に特に功績を残した横綱に与えられ、年寄名跡定数105にも関係しません。
また、一代年寄は現役時の四股名がそのまま年寄の名称になります。
今までにこの制度に該当した横綱はたった4人だけです。
時系列に並べると下記の通りとなります。
第48代横綱 大鵬(優勝回数32回)
第55代横綱 北の湖(優勝回数24回)
第58代横綱 千代の富士(優勝回数31回)
第65代横綱 貴乃花(優勝回数22回)
この制度の基準としては優勝回数20回以上というのが目安とされている様です。
ただ、千代の富士は一代年寄に承認されながらも断っているので千代の富士親方は誕生しませんでした。
現役力士でこの一代年寄に該当するのが第69代横綱白鵬です。
既に現時点で優勝回数37回を数えます。
現在の功績から考えると、白鵬は一代年寄に承認される事はほぼ間違いありません。
しかし、白鵬親方が誕生するかは今のところ分かりません。
その理由としては、親方となる為の条件に日本国籍を有する事というものがあります。
白鵬はこの条件を現在のところクリアしてないのです。
もし白鵬が日本国籍を取得しなかった場合、現在の規定では親方にはなれないので、角界を去る事になるかも知れません。


コーヒーマシンが無料!【ネスレ日本公式】
